「2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ 」を読んで

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「2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ」 について紹介したいと思います。世界トップクラスの頭脳を持つ科学者や経営者が作り上げようとしている未来を垣間見ることができるる本です。この本を以下3点に絞って紹介しようと思います。

1.「なにが劇的な進化を可能にさせるのか」

2.「市場の変化」

3.「持続可能な社会を創る」

まず「なにが劇的な進化を可能にさせるのか」ですが、答えはコンバージェンス(融合)です。今までは仮想現実、AI、ブロックチェーン、電気自動車などそれぞれの分野で技術的イノベーションが起きてきました。そして今、それらが融合して更なるイノベーションを生み出しています。例えばコロナ特効薬のような医薬品開発が加速しているのはバイオテクノロジーの進化だけではなく、AIと量子コンピューターの融合による恩恵です。どちらかの技術が欠けていたら一年ほどで開発はできなかったでしょう。この融合こそが技術同士の革新を加速させ、2030年までの10年が今までの10年と違ったものにさせる鍵です。

次に「市場の変化」ですが、融合した技術は市場にある既存技術を完全に飲み込んでしまいます。スマートフォンがデジカメ業界を駆逐したようにイノベーションは既存の市場を大きく塗り替えます。

そして新しい技術は人々の生活を豊かにさせます。自動運転は膨大な道路情報や道路標識情報を蓄積するスーパーコンピューターとそれを処理実行するAIのコンバージェンス(融合)が生み出す技術ですが、今後は路線バスやタクシーに取って代わることを期待されています。職を奪われると考えられる一方、高齢化が進んでいき、なり手の少ない田舎にとっては明るいニュースかもしれません。

最後に「持続可能な社会を創る」ですが、この本には融合が生み出す新テクノロジーが紹介されます。それらは持続可能な社会創造にも目を向けられています。

例えば、廃棄物の量は人類の大きな課題です。しかし、必要な素材を必要な分だけ使う3Dプリンティングは廃棄物を減らし、機材の部品を作ることで今まで捨てられていた機材の寿命を延ばすことができます。なお、この3Dプリンティングは既にMIT卒業生4名によって洋服販売で実現されています。

また、世界の人口は90億人に達するといわれ、今より76%以上の食用肉とそれ以上の飲料水が必要とされます。しかし、食肉生産には膨大な量の水が必要な上、温室効果ガスの14.5%は牧畜業から排出されています。それらを解決できるのが培養肉です。培養肉は食肉と比べて水の使用量は82%以上抑えられ、温室効果ガスは78%以上抑えられます。味の面でも既にシェフの間からも実際の肉と遜色ないレベルまで達しています。

以上が「2030年 すべてが「加速」する世界に備えよ」の紹介です。非常にボリュームがある本ですが、新しい気付きを与えてくれる本です。ぜひ手に取ってみてください。

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