こんな悩みはありませんか?
- 「車庫がほしい、雪国に住んでいるので雪に強いのがほしい」
- 「木造?鉄骨?カーポート?ガレージ?」
- 「雪国での車庫って、種類たくさんあるけど、いくらなの?」
建築士(ただいま2級建築士所有)の私がこんな悩みを解決します!
建築士からの目線と、工務店現場監督からの目線で紹介したいと思います。
この【雪国で車庫を建てたい方、車庫の種類4つを紹介。結局いくらなのかも教えます】
を読むことで、
・雪国で車庫がほしい人が、自分に適している車庫が何かわかります。
・木造、鉄骨、カーポート、ガレージの値段がわかります。
予算もありますが、便利で、長持ちする、雪に強い車庫がほしいですよね。
それでは、行きましょう!
車庫の種類を紹介
ここでは、車庫の種類を紹介します。
- 木造の車庫
- 鉄骨造車庫
- 鉄筋コンクリート車庫
- カーポート
- ガレージ(既製品)
それでは、順番に紹介します。
木造の車庫
一般的には、大工さんで造る車庫となります。工務店が得意とします。
日本では、一般的な工法の在来工法で建て、いわいる柱と梁で組んでいく軸組みが取り入れられています。
特徴としては、
・地震に強い
・雪に強い
・どんな形でも設計できる
などがあります。
ですが、値段としては、高くなります。特に、最近は木材の値段が高く、より高くなる傾向です。
鉄骨車庫
鉄骨の車庫は、鍛冶屋さんと呼ばれる、鉄骨屋さんが造る車庫となります。
ラーメン構造と呼ばれ、こちらも柱、梁で組んで作られています。
特徴としては、木造と同じく、
・地震に強い
・雪に強い
・どんな形でも設計できる
などがあります。
そして、値段としては、高くなります。さらに鉄骨も値段が高く、より高くなる傾向です。
車庫としては、木造のように車庫の中に柱が無いので(大スパンが木造より可能)広く感じます。
鉄筋コンクリート造車庫
コンクリートで造られた車庫となります。
こちらは、建設会社が(総合建設業)が得意としています。
特徴としては、こちらも同じく
・地震に強い
・雪に強い
・ある程度の形でも設計できるが、あまり複雑なことはできない
などがあります。
そして、値段としては、かなり高価となります。ですが、強さとしては、一番強いといえます。
雪に関しては、鉄筋量やコンクリートの厚み等にもよりますが、雪がどれだけ乗っても壊れるようなことはありません。
車庫としては、木造のように車庫の中に柱が無いので(大スパンが木造より可能)広く感じます。ただし、後々足したり減らしたりすることは難しい構造となります。
カーポート
カーポートは、アルミ構造が主で、メーカーで部材を制作し、現地で部材を組み立てます。
特徴としては、
・施工が早い
・雪に強い種類もある
・簡単に組み立てられるのでどんな場所でも施工可能
などがあります。
そして、値段としては、安くなります。部材の値段が安いこともそうですが、1日で造れるので人件費がかからないのが一番やすい理由です。
また、雪に強いものもあり、最近では豪雪地内でも可能のものもあります。
ただ、形としては、決まったものしかありません。
1台用、2台用、3台用とあります。
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ガレージ(既製品)
特徴としては、カーポートと同じく
・施工が早い
・雪に強い種類もある
・簡単に組み立てられるのでどんな場所でも施工可能
などがあります。さらに、壁があり、シャッターもついております。
そして、値段としては、こちらも同様に安くなります。部材の値段が安いこともそうですが、1日~3日で造れるので人件費がかからないのが一番やすい理由です。
また、雪に強いものもあり、最近では豪雪地内でも可能のものもあります。
ただ、形としては、決まったものしかありません。
1台用、2台用、3台用とあります。
車庫の木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、カーポート、ガレージはいくらなの?
相場を教えます。
ここでは、雪国の場合、各構造の車庫について、相場を教えます。
また、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造については、2m級に耐えられる設計とし、
私独自の値段としますのでお願いします。
ですので、これより安い業者等もあるかと思います。
されに、この記事を書いている今は令和3年11月ということで、ウッドショックの真っただ中。この条件での見積もりとなります。
では順番に解説いたします!
木造の車庫
ズバリ、坪単価350,000円(税込)
構造及び仕上げ状況
・べた基礎
・軸組み工法 柱は120*120 土台120*120 梁幅120
・屋根は片流れ屋根 ガルバリウム鋼板屋根
・内装ボード(内装制限)
・軽量シャッター
・壁はガルバリウム鋼板
・窓2か所
・棚つき
鉄骨造の車庫
ズバリ、坪単価350,000円(税込)※鉄骨も値上がりしてるが木材の方が今は高い
・独立基礎 土間コン立ち上がり有
・軸組み工法 柱は200*200コラム
・屋根は片流れ屋根 折半V3
・内装ボード(内装制限)
・軽量シャッター
・壁はガルバリウム鋼板
・窓2か所
・棚つき
鉄筋コンクリート造の車庫
ズバリ、坪単価530,000(税込)
・独立基礎 土間コン立ち上がり有
・軸組み工法 壁厚150
・陸屋根(フラット屋根)
・内装コンクリート打ちっぱなし
・軽量シャッター
・窓2か所
・棚つき
カーポート
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カーポートに関すると、耐雪式のものに限りの話になります。
・カーポート
・床土間コンクリート
ズバリ金額は、
1台用で40万円、2台用で80万円、3台用で130万円
となります。
床下は、砂利であったり、アスファルト舗装であったりと、他に方法がありますが、
一番耐久性の良い、コンクリートを設置した場合の金額となります。
ガレージ(既製品)
ここもガレージに関すると、耐雪式のものに限りの話になります。
・ガレージ
・軽量シャッター
・窓2か所
・床土間コンクリート
・基礎
ズバリ金額は、
1台用で200万円、2台用で280万円、3台用で330万円
となります。
床下は、砂利であったり、アスファルト舗装であったりと、他に方法がありますが、
一番耐久性の良い、コンクリートを設置した場合の金額となります。
まとめ
【雪国で車庫を建てたい方、車庫の種類4つを紹介。結局いくらなのかも教えます】
いかがだったでしょうか。
雪国での車庫選び本当に悩みます。
特に、今の木や鉄の高騰で、安い方がいいのでは?と思ってしまいます。
私の感覚では、長期的に考えるとやっぱり、木造や鉄骨造などしっかりとした構造のものをおすすめします。
しかし、だからといって、安いカーポートやガレージが悪いといっているわけではありません。
しっかりと、メンテナンスを行い、雪も多く振った場合は、屋根の上の雪を自力で降ろすなども行えば、長く使えるものです。
お手入れを定期的に、年に1回でいいですので、やっていただきたいと思います。